サイエントロジーのアシストの中には、関節や背骨を正常にすることのできるものがあります。
これは「ナーブ・アシスト(神経のアシスト)」と呼ばれます。
サイエントロジーの理論では、筋肉を緊張させたままにしているものは神経であり、それが背骨を正しい位置からずれた状態にしているのです。
人の身体には、背骨に沿って12本の重要な神経があり、それらは背骨から両肩、背中へと広がっています。 これら12本の神経は、より細かな神経経路や末梢神経へと広がります。 神経は筋肉に影響を及ぼし、絶えず緊張していると、背骨や身体組織の他の部位を引っ張り、あるべき位置からずらします。
神経は衝撃のショックを伝えます。 そのようなショックは分散して消えるはずですが、完全に消えることはめったにありません。 神経は筋肉に命令を出します。 衝撃があると、エネルギーの波が神経経路を伝っていきます。 そして、神経経路の小さな末梢神経からそのエネルギーの波が逆流し、その結果、膨大なエネルギーが神経経路の途中で止まってしまいます。 これが「定常波」と呼ばれるものを生じさせます。 それはどこにも行かず、そこに留まります。
ナーブ・アシストは、身体の神経経路の定常波を徐々にゆるめていき、身体とのコミュニケーションを改善し、楽にします。
手順
1. その人をベッドか簡易ベッドの上にうつ伏せに寝かせます。 次に、両手の人差し指で背骨近くの両側を下に向けて、かなり素早く、あまり強過ぎないように撫でます。 これをあと2回繰り返します。
2. 次に逆方向に動作を行い、両手の人差し指で同じ神経経路をたどりながら、背骨に沿って上に向けて撫でます。 これを3回行います。
3. 今度は指を扇のように広げ、両手を同時に使って神経経路を撫でます。 背骨から身体の側面に向けて、その神経経路に沿って撫でていきます。 一度背中全体(背骨の一番上から下まで)に対してそのように行ったら、このステップをあと2回繰り返します。
4. 次に撫でる方向を逆にして、身体の側面から背骨に向かって撫でていきます。
5. 今度はその人の向きを変えさせて、仰向けに寝かせます。 両手を使い、身体の正面に向かって神経経路をたどりながら撫で続けます。
(注意:神経経路を身体の前へとたどる際、以下の右上の図にある矢印の先端の位置までしか撫でないようにします。 扱っている神経経路は胸部や腹部にまでは及んでいないので、それらの部分は撫でないようにします。)
6. 次に、方向を逆にして、これら同じ神経経路を撫でます。
(注意:ステップ6で神経経路をたどる際、以下の右上の図にある矢印の先で示された位置から始め、背中に向かって撫でます。)
7. 今度は、腕と脚を下の方に向けて撫でます。
その人を再びうつ伏せに寝かせ、再びステップ1から繰り返します。
この手順は、その人がコグニションを得るか、楽になったことを何らかの形で示し、非常に良い徴候が現れるまで続けられます。 鈍いポキッというような音とともに、その人の骨が正しい位置に戻るかもしれません。 その時点で、その回のナーブ・アシストは終えるべきです。
ナーブ・アシストは、すべての定常波がなくなるまで、毎日繰り返して行うべきです。
正常な神経機能の欠陥が病気を引き起こす、という理論に基づく治療法の体系。脊柱のように身体の構造の歪みを手や特有の調節装置を使い、適正な位置に戻すために必要な理学療法を用いて治療する。