人が結婚と呼ばれるこの取り決めに乗り出す時、その人は、控えめに言っても何か冒険的なものに足を踏み入れようとしています。 一組のカップルが結婚する時、ふたりは自分たちにとって未知の何かをしようとしているのです。 そして、観察されるすべてのことから、人々が結婚を再び試みても、最初の試みよりもさらに結婚について知っているわけではないことがわかります。
結婚は、家族単位の礎(いしずえ)となるものです。 この社会、この時代において、家族とは最も固く結ばれたひとつの単位であり、それ自体で永続し、自己防衛を行います。 それは経済的にも必要なものですが、また他の点でも、
婚姻関係は基本的に、
人々が結婚に困難を抱えている場合、それは結婚が何もしなくても自動的に営まれると期待しているためです。 自分自身が何も努力しなくても、離れずにいるものだと思っているのでしょうが、あいにくそうではありません。 それは、創造しなくてはならないのです。
両親の結婚があまりうまく行っていないと、その人は恐らくそれを見て、こう決めてしまうでしょう。「な、ほら見ろ! この婚姻の慣習ってのは、本質的に受け継がれるものであって、何をしたって決して変わらないし、長続きしないし、そんなにいいものじゃない。だって、ずっと離れずにいるもんじゃないんだからな。」
その人は失敗しました。 恐らく彼はずいぶん小さい頃に、家族がひとつの単位になるようポスチュレートしようとしたのです。 彼は両親の結婚を何とかしようとし、あれやこれやの手を使って「パパがママを愛する」ストーリーが続くようにしようとし、両親には何か生きる目的があるんだということを示そうとしました。
事実、子供が自分自身を傷付けてしまう理由のひとつは、両親に、自分たちの家族に対する責任に気付いてもらうためなのです。 子供の病気は、家族の不和の直後に起こります。
とはいえ、人が自分の両親に安定した結婚の模範を見出していたか否かは、その人が結婚を成功させられるかどうかとは全く関係ありません。
もしもあなたが結婚を維持しようとしていないのに、永続させていくためのすべてのものは揃っていると思っているのであれば、当然のことながら、その結婚は破壊のうちに終わりを迎えることになります。 しかし、あなたが、結婚とは自分が存在させ、そこに留めるようにポスチュレートしなくてはならないものであり、働き掛けるのをやめてしまった時に消えてしまうのだという認識を持って取り組めば、さらにこのコースでこれから学ぶ
今現在の時間のことで、観察されるとほぼ同時に過去になっていく時間。 この用語は、今現在ある環境をおおまかにさして用いる。
1. 何かについての結論、決断、決意のこと。 2. 何かについてのポスチュレートを抱くことで、それを起こす、あるいはそれが存在するようにすること。
「技術」とは、科学や技能そのものに関する単なる知識をいうのではなく、技能や科学を適用する方法を意味する。 サイエントロジーにおいて「技術」という場合は、心の働きを高め、精神の潜在性を回復させるためにL. ロン ハバードが発展させた、サイエントロジーの原理を適用する手順や方法のことをさす。