状況もしくは環境が論理的である場合には、ある状態がひとつ以上存在します。 そうした状態はプラスポイントと呼ばれます。 「
プラスポイントは、論理が存在するところ、また物事がうまく行っているところ、もしくはうまく行きそうなところを示します。
物事が改善されている場合、もしくはある領域や組織に突如として向上が見られる場合、成功につながったものを強化するため、それらの原因を発見しなければなりません。 そのような調査は、プラスポイントを利用して行われます。
プラスポイントは以下の通りです。
関連する事実が知られている。 (関連するすべての事実が知られている。)
正しい順序になっている出来事。 (実際の順序になっている出来事。)
示された時間。
(時間が適切に示されている。)
事実であると証明されたデータ。
(データは事実に基づくものでなければならない。つまり、真実であり、有効なものである。)
正しい相対的な重要性。
(重要なものと重要でないものが正しく分類されている。)
予期された期間。 (合理的に期待される期間内に出来事が起こる、もしくは終了する。)
十分なデータ。 (状況に影響を与え得る、省略されたデータの部分がない。)
当てはまるデータ。 (提示されたもしくは利用可能なデータが他のことではなく、手元にある事柄に当てはまる。)
正しい源。
(間違った源ではない。)
正しいターゲット。
(その状況にとって間違った方向に向かっていない。)
同じ部類にあるデータ。 (ふたつ以上の異なった部類のデータが、同じ部類であるとして取り入れられていない。)
同一性が同一である。
(類似しているのでも異なっているのでもない。)
類似性が類似している。
(同一であるのでも異なっているのでもない。)
相違性が異なっている。
(同一のもの、あるいは類似のものとされていない。)
物事が改善された理由が繰り返されるように、その理由を見付け出す際には、上記に挙げられたような名称の、実際のプラスポイントを使うことが重要になります。
結局のところ、プラスポイントが物事をうまくいくようにするものなのです。
知らないこと
人は何に関しても、必ず何かを知ることができます。
賢い人とは、矛盾するデータを突きつけられた時にも、少なくとも自分はひとつのことを知っていると認識している人のことです。自分は知らない、ということをです。
そのことを把握すれば、事態を解明するための行動を起こすことができます。
もし自分が見付け出したまさにそのデータを、上記の事項に照らして評価するならば、その人はその状況を明らかにすることができます。 そして論理的な結論へと至ることができるのです。
ドリル
ここに説明されている論理に対する違反について、あなた自身の例を考え出すことが必要です。
そうすれば、ある状況におけるデータを選り分ける技能が身に付くでしょう。
データを選り分けることができるようになり、それに熟練すれば、あなたは少々のことでは惑わされなくなり、いかなる状況に対しても正確な見積もりを立てられるようになる上での、重要な第一歩を踏み出したことになるでしょう。
状況もしくは環境が論理的である場合に存在する、いくつかの状態のうちのひとつ。 プラスポイントは、論理が存在するところ、また物事がうまく行っているところ、もしくはうまく行きそうなところを示している。