課題 >> 1. 「広報活動」 を読んでください。

広報活動

誰かがある物事についての同意や協力、支援を得ようとして他の人々に対処している時、その人は広報活動(Public Relations)、略してPRの分野に足を踏み入れています。

PRの定義は、次の通りです。「良い仕事をうまく公表すること。」

ある計画がどんなに効果的だったとしても…
…それについて協力と広範な同意が得られなければ、成功はおぼつかないでしょう。
しかし、広報活動の技術を使えば…
…これらの試みを成功させることができ、自分の目的をより素早く達成できるでしょう。

良い仕事をするだけでは十分ではありません。人は、協力や同意を得るためにそれを公表しなければなりません。

広報活動において、根本的に人は、人々に何らかの考えを届け、彼らから同意を得ています。 人が他人との付き合いをうまく行うことができれば、それだけその人が相手に届けたいと意図した考えを効果的に届けることができます。

広報活動は、人が自分の考えを相手に届けられるようにするのを助ける、欠かすことのできないツールです。また、この世の中をより良いものにしようとしている人なら誰でも、これを利用することで多大な恩恵を受けることができるでしょう。

あなたが何をするにしても ― ある地域における教育の改善のために行動を起こすことから、人が薬物から手を切るのを助けることまで ― 広報活動というツールを使うことで、相手に正確なメッセージを届けたり、相手からそれについての同意を得ることができるようになります。 このように、広報活動はあなたが果たしたい活動に賛同を得るための扉を開いてくれます。

広報活動は新しいものではありません。 それは古代ローマ時代から正式な主題として存在していましたし、当時は議員を選出する目的のために用いられてきました。 すでにその当時から、政治的な運動のスローガンが人々に見えるように、コロシアムの壁に書かれていたのです。

何世紀にもわたり、PRはひとつの主題としてはほんの部分的にしか開発されてきませんでした。その開発は悪意を持った人々によって抑圧されており、彼らは自分自身の隠された動機を満たすためにPRを使うことにしか興味はなかったのです。

サイエントロジーがコミュニケーションと人間の本性についての発見をもたらしたことにより、初めて、広報活動は実際に社会や個人に役立つ完全な主題となりました。

広報活動はひとつの技術です。 それは独自の法則を持っています。

広報活動のテクニックについて学ぶ前に、まずその主題を構成する基本的な要因、あるいは要素を理解することから始めなくてはなりません。

ローマにある、屋根のない大型楕円形競技場。中央に大きく開けた空間があり、階段状の客席がその周囲を囲んでいる。 紀元1世紀の古代ローマ帝政時代に建造され、剣闘士同士の闘いや人間と野獣との闘いなどを見せる、公共の娯楽施設として利用された。

サイエントロジーは、知識の研究に取り組む実践的な宗教である。その技術の適用を通じて、サイエントロジーは人生の状態に望ましい変化をもたらすことができる。 その知識と技術の体系は、30年以上の歳月を費やしてL. ロン ハバードによってまとめられた。 サイエントロジー(Scientology)という用語は、ラテン語「scio(知るという言葉の持つ最も完全な意味において知ること)」とギリシャ語の「logos(~の研究)」に由来する。 また、サイエントロジーは魂をそれ自身、宇宙、他の生命との関わりにおいて研究し、取り扱うものと定義される。

「技術」とは、科学や技能そのものに関する単なる知識をいうのではなく、技能や科学を適用する方法を意味する。 サイエントロジーにおいて「技術」という場合は、心の働きを高め、精神の潜在性を回復させるためにL. ロン ハバードが発展させた、サイエントロジーの原理を適用する手順や方法のことをさす。