相手が聞いてくれたり、相手に理解してもらえるように話をするには、どのようにしたらいいのでしょうか? 話を聞くにはどのようにしたらいいのでしょうか? 自分が聞き入れられて理解されたかどうかは、どのようにして知ることができるのでしょうか?
コミュニケーションについてのこれらの点はみな、これまで分析されたこともなければ説明されたこともありませんでした。
人々はコミュニケーションが人生の重要な部分であることを知っていますが、いかにコミュニケーションを行うかを誰かに教えることができる人は、これまで誰一人としていませんでした。
サイエントロジー以前には、コミュニケーションという主題は重要視されず、研究されたこともありませんでした。 いくらか注意が向けられたのは、その機械的な部分であり、技術者の領域でした。 しかし、人類の何かをしようとする努力はすべて、コミュニケーションの真の基本原則を完全に知り、理解することに懸かっているのです。
コミュニケーションを身に付けるためには、まずそれが何なのかを理解しなくてはなりません。
サイエントロジーでは、コミュニケーションは、人生をより深く理解することにつながる才能と定義されています。
コミュニケーションとは、本質的には、空間のある部分から別の部分への粒子の移動のことです。 「粒子」とは、コミュニケートされるものです。 その粒子は、物体、書かれたメッセージ、話された言葉、また考えの場合もあります。 ありのままの定義によると、これがコミュニケーションなのです。
このコミュニケーションの簡単な概説は、完全な定義へとつながります。
コミュニケーションは、源点から距離を越えて受領点へと衝動あるいは粒子を推し進めるというコンシダレーションおよび行為であり、それには源点から発せられたものに対するデュプリケーションおよび理解を、受領点に生じさせようとする意図が伴う。
「デュプリケーション」とは、何かを正確に複製する行為です。 発せられたとは、「出された」という意味です。
コミュニケーションの公式は、起因、距離、受領であり、それには意図、注意、理解を伴うデュプリケーションがあります。
コミュニケーションの定義と公式は、この主題を理解することを可能にしました。 コミュニケーションを構成部分に分けて調べることによって、それぞれの機能を見ることが可能になり、それによってその全体をより明確に理解することができます。