課題 >> 18. 「『存在していない』より下のコンディション」 を読んでください。

「存在していない」 より下のコンディション

「存在していない」の下にも機能している状態は存在します。

背任のコンディション

存在していないコンディション」の下には、「背任のコンディション」があります。 その人は、チームのメンバーとして単に存在していないという段階を過ぎ、敵のを帯びています。

ある人がオーダー、グループの意図や行為と対立しており、信用することができない場合、
その人は「背任」のコンディションにいます。

それは、不注意、あるいは悪意と故意による損害がプロジェクト、組織、活動に起きた場合に指定されます。 それは、悪意と故意によるものと判断されます。なぜなら、それとは反対の指示が出されていたり、それがチームの他の人たちの意図と行為、またはプロジェクトか組織の目的に対立しているからです。

そのような人に目を光らせておかないと不利益が生じます。なぜなら、その人はプロジェクトや組織の前進を止めたり遅らせるようなことをするか、そういったことをし続けるかもしれず、そのような人を信用することはできないからです。 どのような規律も、あるいはこれより上のコンディションの指定も役立ったことはありません。 その人はただ物事を台無しにし続けてきました。

このコンディションは通常、何回かの「危険」と「存在していない」コンディションが指定された時、あるいは長い間変わっていない行動のパターンが見付かった時に指定されます。

他の人たちみなが、郵便物がなくなっている理由を見付けようとしている時に、そのような人物は郵便物をこっそりとなくし続けるでしょう。

このコンディションは、他の人たちがその人をどんな形であれ信用することによって足をすくわれないように、他の人たちのために指定されます。

「背任」のための公式は次の通りです。

    1.    誰が自分の友だちなのかを決める。

    2.    その人が属しているように偽ってきたグループの敵に対して、個人的な危険にもかかわらず、効果的な一撃を見舞う。

    3.    グループのメンバーに対する通常の要求を遥かに超える個人的な貢献によって、与えた損害を償う。

    4.    再び参加することに対して各グループ・メンバーの許可を求め、過半数の許可によってのみ再び参加する。 もし拒否されたら、再びグループ・メンバーとなることを許されるまで、(2)と(3)と(4)を繰り返す。

疑いのコンディション

人が、個人、またはグループ、組織、プロジェクトについて決断できないでいる時、「疑いのコンディション」が存在します。

もし人がある状況について結論を出すことができないのであれば、「疑い」のコンディションが存在します。

「疑い」のための公式は次の通りです。

    1.    すべての偏見や噂は無視して、そのグループ、プロジェクトまたは組織の、実際の意図と活動を自分自身に正直に知らせる。

    2.    その個人、またはグループ、プロジェクト、組織のスタティスティックスを調べる。

    3.    「最大多数のダイナミックスに対する最大の善」に基づいて、それが攻撃されるべきか、または傷付けられるべきか、抑圧されるべきか、もしくは助けられるべきかを決める。

    4.    自分自身、または自分自身のグループ、プロジェクト、組織を、意図と目標に関して評価する。

    5.    自分自身、または自分のグループ、プロジェクト、組織のスタティスティックスを評価する。

    6.    最大多数のダイナミックスに対する最大の善に向かって前進するものに参加するか、その中に留まる、またはその味方となり、その事実を公に両方の側に発表する。

    7.    自分が留まった、もしくは参加した、個人、またはグループ、プロジェクト、組織の行為とスタティスティックスを良くするためにあらゆる可能なことを行う。

    8.    もし味方を変えたのならその新しいグループでのコンディションを、あるいは、自分が留まったグループに関して迷ったことで自分の地位を下げてしまったのであれば、そのグループでのコンディションを耐えて通り抜ける。

敵のコンディション

人が、個人、またはグループ、プロジェクト、組織の公然の敵であり、同時に自分で敵だと認識している時、「敵のコンディション」が存在します。

破壊的な行為は、「敵」のコンディションを示しています。

「敵のコンディション」のための公式は、ひとつのステップだけです。

あなたが本当はなのかを見付ける。

裏切りのコンディション

「裏切り」は、信頼の後の背信として定義されます。

「裏切り」のための公式は、極めて正確かつ実際に「あなたがそれであることを知る」というものです。

ぞっとすることに、ポストあるいは地位を受け入れ、その後、その機能を果たさない人は、組織のある部分を必然的に動揺させたり、破壊したりしてしまうことがわかるでしょう。

信頼されたのにその義務を裏切る人は、「裏切り」のコンディションにいます。

自分が__________(ポスト名)であることを知らないことによって、彼は事実上、裏切りを犯しているのです。

歴史においてこの結果を目にすることができます。 自分が就いているポストあるいは地位の名称が示すものになり損なうことが、グループの機能と目的への背信という結果を生みます。

ほとんどすべての組織的な動揺は、このひとつの事実に由来します。

グループの中であるポストを受け入れていながら、「自分が指定されている、または任命されている、特定の存在性であるということ」を知らない人は、そのグループに対する「裏切り」の状態にいるのです。

「裏切りのコンディション」の公式は次の通りです。

あなたがそれであることを見付ける。

混乱のコンディション

最も低いコンディションは、「混乱のコンディション」です。

「混乱のコンディション」では、その人または領域はランダムな動きをしています。 そこに実際の生産はなく、無秩序か混乱があるだけです。

「混乱」から抜け出すためには、自分がどこにいるのかを見付けなければなりません。

そこから上がっていく過程は次の通りだとわかるでしょう。「混乱」で、あなたがどこにいるのかを見付け、「裏切り」で、あなたがそれであることを見付け、「敵」で、あなたがなのかを見付けるのです。

実際の生産物がない、でたらめで役に立たない活動は、「混乱」のコンディションを示しています。

「混乱」のための公式は、次の通りです。

あなたがどこにいるのかを見付ける。

注意:「混乱」にいる人に、「混乱」という言葉の定義をクリアーにさせることは重要です。 (これは、公式そのものを始める前に行われます。)

定義:

    1.    即座に解決策が得られそうにない要因または状況の集まり。

より広義には、

この宇宙における混乱は、ランダムな動きである。交通の激しい中に立ったら、きっと周囲をビュンビュン行き交うさまざまな動きに混乱を覚えるでしょう。 木の葉や紙切れの飛び交う激しい嵐の中に立ったら、あなたはきっと混乱した気分になるでしょう。

混乱は、すべての粒子が動いているところでは、もっぱら混乱なのです。 混乱は、明確に定義されている要因、あるいは理解されている要因がないところではもっぱら混乱です。

混乱は愚かさの基本的な原因です。

混乱は「コントロールされていないランダムな状態」と呼ぶことができます。 そのランダムな状態に対していくらかのコントロールを行使できる人だけが、混乱に対処することができます。 コントロールを行使できない人は、実際混乱を引き起こします。

    2.    混乱とは、パターン化されていないフローにすぎません。 粒子は衝突し、お互いに跳ね返り、そしてその領域の中に留まります。 したがって、「生産物」を手にするためには何かが外に流れ出なければならないため、そこに生産物はありません。

「混乱のコンディション」の追加の公式は次の通りです。

    1.    自分がいる領域についてロケーショナル・プロセシングを行う。

ロケーショナル・プロセシングとは、人が自分のいる環境で自分を位置付け、その環境とコミュニケーションを取らせるために行われるサイエントロジーのテクニックです。 これは、ある物体を指し示し、その人に「あの________________(指し示された物体)を見てください」と言い、相手がそれを行ったらその人にアクノレッジすることにより行われます。 物体には、木、建物、道路といったものが含まれます。 これはその人がより幸せになり、ある種の認識を得るまで行われます。

    2.    自分がいるところを、自分がいた他のいくつかの領域と比べる。

    3.    ステップ1を繰り返す。

ここでは、全般的な性質や特質、という意味で用いられている。

何かが広範囲に認識されている、あるいは宣言されているさま。

存在の状態のこと、存在しているということ。 「存在性」とは、ある範疇のアイデンティティーを身に付けること、または選択することを意味する。 存在性は、その人自身によって身に付けられたり、その人自身に与えられたり、獲得されたりするものである。 存在性の例としては、その人自身の名前、職業、身体的特徴、ゲームにおける役割であろう ― これらはそれぞれがみなその人の存在性と呼ぶことができるだろう。